母の日の由来&カーネーションに込められた意味は?

母の日に込められた想いとは
母の日といえば、カーネーションを贈る日として広く知られています。
とはいえ、毎年なんとなく花を贈ったり、ギフトを渡しているという方も多いのではないでしょうか。
母の日の起源には諸説ありますが、定説とされているのが、ある親子の想いから始まったという物語です。
今では当たり前のように定着している母の日も、背景をたどってみると、社会の中で少しずつ受け継がれてきた歴史があります。
今回はまず、その由来から見ていきましょう。
母の日の由来と歴史
19世紀、アメリカのウェストバージニア州で暮らしていたアン・ジャービスは、地域の人々の健康や暮らしを守るために活動していた女性でした。
1858年には「Mothers’ Day Work Clubs(母の日仕事クラブ)」を立ち上げ、衛生環境の改善や病気の予防に取り組みます。
さらに当時の戦時下では、立場の違いを問わず負傷した人々を支え、対立していた人々をつなぐ場をつくるなど、母としての立場から社会に貢献し続けました。
1905年にアン・ジャービスが亡くなると、その想いを受け継いだのが娘のアンナ・ジャービスです。
アンナは「母が生きているうちに感謝を伝えるべきだった」という後悔と尊敬の気持ちから、母を追悼する活動を始めます。
1907年、母が教師を務めていた教会で記念会を開き、母が好きだった白いカーネーションを参列者へ配ったことが、現在の母の日の原点とされています。
そして翌1908年には、同教会に多くの人々が集まり、初めての「母の日」が祝われました。この出来事が大きな広がりを見せるきっかけとなっていきます。
アンナの願いは、「自分の母だけでなく、すべての母親に感謝を伝える日をつくりたい」というものでした。
その想いは次第に共感を呼び、各地へと伝わっていきます。
1910年には故郷のウェストバージニア州で母の日が正式に認定され、やがてその動きは国全体へと波及しました。
そして1914年、当時のアメリカ大統領の宣言により、5月の第2日曜日が「母の日」として制定されます。
こうして、母への感謝を表す日としての母の日が、国の記念日として確立されました。

赤いカーネーションを贈る理由は?
アンナが母の追悼のために贈ったのは白いカーネーションでしたが、母の日が浸透するにつれて、「母が健在の場合は赤いカーネーション」「亡くなっている場合は白いカーネーション」を贈るという意味合いへと変化していきました。
現在では、赤いカーネーションは「母への愛」や「純粋な愛」といった花言葉とともに、母への感謝や愛情を表す花として親しまれています。
日本における母の日の始まり
日本での母の日の始まりは、明治の終わり頃にさかのぼります。
アメリカで生まれた母の日を受け、青山学院の女性宣教師たちが日本にこの記念日を広めようとしたことが発端となり、1913年には日本で初めて母の日の行事が行われました。
昭和初頭の1931年には、全国的な婦人団体が当時の皇后の誕生日である3月6日を母の日と定め、日本独自の形で普及させようとする動きもありましたが、定着するには至りませんでした。
青山学院の宣教師たちの働きかけにより、1932年には東京で母の日の大会が開催され、歌や踊りなどの催しも行われました。
こうして世間にも少しずつ母の日が認知されていきました。
大きな転機となったのが、1937年に開催された日本のお菓子メーカーによる「母の日大会」です。開催地の遊園地にはおよそ20万人もの母親が招待され、盛大な催しが行われました。
この取り組みは、母の日が全国へと知られていくきっかけとなりました。
そして戦後になると、アメリカの文化の影響もあり、母の日は現在と同じ「5月の第2日曜日」に行われる形として定着し、1949年頃には日本でも一般的な行事となりました。

世界では、カーネーション以外の花を贈る国も
母の日といえばカーネーションを贈るイメージが強いですが、世界に目を向けると、国ごとにさまざまな風習の違いが見られます。
ここではその中から、カーネーション以外の花が親しまれている国に絞ってご紹介します。
フィンランド
フィンランドも日本と同じ5月の第2日曜日に母の日を祝います。
贈る花はミニバラやヴァルコヴォッコです。白い二輪草のヴァルコヴォッコはヤブイチゲとも呼ばれており、昔から、子どもたちが野原や森で摘んだものをプレゼントする風習があります。
またこの日は、父親と子どもたちが朝食を作り、母親のベッドまで運ぶ習慣もあるそうです。
イギリス
イギリスの母の日は3月〜4月頃で、イースター前の第4日曜日にあたり、「マザーリング・サンデー」と呼ばれています。
かつては教会で奉公していた子どもたちが、手土産としてシムネルケーキやラッパスイセンを持ち帰り、母親に贈る習慣がありました。
現在では花屋やスーパーで相手の好きな花を購入し、プレゼントするのが一般的となっています。
イタリア
イタリアでは、母の日にアザレア(ツツジ)を贈る習慣があります。
母の日は日本と同じ5月の第2日曜日に祝われ、この日に合わせてイタリアがん研究協会がアザレアを販売する取り組みが行われています。
その収益は女性に多いがんの研究に充てられており、アザレアを贈ることが寄付にもつながる習慣として定着しています。
オーストラリア
オーストラリアも母の日は5月の第2日曜日ですが、定番の花はカーネーションではなく菊です。
南半球のため5月は秋にあたり、季節の花として菊が親しまれていることに加え、英語の菊の呼び名「Chrysanthemum」の“mum”が、お母さんを意味する呼び方と重なることも理由のひとつとされています。
タイ
タイの母の日は8月12日で、王妃シリキットの誕生日が由来です。
王妃が金曜日生まれであることから、そのシンボルカラーである水色の服を身につけて人々は過ごします。
贈る花は純潔を象徴するジャスミンで、この花を数珠状につないだ花輪「プアンマーライ」を母親に手渡し、感謝の気持ちを伝えます。

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母の日は、普段なかなか言葉にできない「ありがとう」を伝える日。
そんな気持ちを楽しく届けられるのが、母の日カード付きの「季節の福引箱」です。
箱の中には5種類のあられが入っていて、おみくじ感覚で選べるのも魅力のひとつ。
味付けはやや濃いめで、おやつとしてはもちろん、お酒のおつまみにもぴったり。
甘いものを控えている方に喜ばれやすいのも嬉しいポイントです。
「おかあさんありがとう」と書かれたカーネーション柄のカードの裏面には、メッセージを書き込めるスペースもあります。
楽しさと美味しさ、そして気持ちを一緒に届けられるギフトです。
※「母の日カード」は期間限定の販売となります。

最後に
こうして見てみると、母の日は単なる贈り物を渡す日ではなく、「大切な人へ感謝の気持ちを伝える」という想いが、時代や国を越えて受け継がれてきたものだと分かります。
普段は照れくさくて言えない一言も、母の日というきっかけがあれば、少しだけ素直に伝えられるもの。
今年の母の日は、由来や意味に少し思いを巡らせながら、自分なりの「ありがとう」を届けてみてはいかがでしょうか

